おふたりのパーティスタイルは、約30名様でのご親族のみの「会食会」。親しい身内同士なら新郎新婦様が会話の中心となって進行するのが一般的ですが、久しぶりに会う親族の方もいらっしゃるとのこと。「どんな話をして盛り上げたらいいのか分からない」「皆が緊張して静かな時間になってしまわないか？」と悩みが尽きないご様子でした。

会話だけでなく、互いを知るきっかけづくり

そこでご提案したのが、プランナーが考案した“BE FAMILIA”。
このアイテムは、新郎新婦様やゲストにプロのライターがインタビューを行い、プロフィールや家族構成、おふたりにまつわるエピソードなどを一冊にまとめた、いわゆるプロフィールブックです。
他と違うところは、おふたりの視点だけでなくゲストへのインタビュー記事があるため、より深くお人柄などを知っていただくことができることです。
今回は、列席されないご友人へのインタビューもご依頼いただいただいたことで、友人スピーチや余興がない代わりに、親御様やご親族がおふたりの新たな一面に気づけたり、どれだけご友人から親しまれているかを知っていただくきっかけをつくることができました。

求めていたもの以上のうれしい反応が

ご提案にあたり、編集のお仕事をされている新郎様の反応が気になるところでしたが、「プロのライターさんだからこその、このクオリティですよね！」とご満足いただき、ほっと一安心したのを覚えています。そして、ご両親のインタビューを載せるページに、あえて列席されないご友人からのメッセージを掲載したことで、「新しい一面を知ることができたね～」と話されるゲストの会話が聞こえてきたり、温かなインタビュー記事からおふたりとご友人とで築かれてきた絆を感じていただけたのか、嬉しそうにご覧になる親御様のお姿がありました。
そこには、当初おふたりが心配なさっていたような静かな時間はまったくうまれず、和やかな雰囲気のまま一日を結ぶことができました。

結婚式を挙げるということ

結婚式当日は、家族・親族の皆様が“BE FAMILIA”を通して、おふたりのことを改めて知るだけでなく、言葉だけでは伝えられない感謝の想いも感じとっていただけたように思います。きっと結婚式とは、ご親族だけであってもご友人をおよびしたとしても、同じ空間をともに過ごすことで、ゲストの皆様もおふたりも幸せな気持ちになれる時間なんだと感じましたし、お手伝いをさせていただいたことで、わたしたちも幸せな気持ちになりました。
おふたりのことを見守ってこられたご家族やご親族、そんな身近な人たちに改めて感謝を伝える結婚式を、おふたりとゲスト皆様とともに創り上げることができた、そんなご披露宴でした。