日々是好日。愛情に満ちた何気ない日々にフォーカスし、未来へ繋げる結婚式
今回ご紹介するのは、『スケープス ザ スィート』にてウェディングプランナーを務める伊藤千邦(いとうちほ)が取り組んだひとつの物語。
非日常を求める国際カップルへ提案した、意外な結婚式のテーマに迫ります。
担当者ご紹介
スケープス ザ スィート ウェディングプランナー 伊藤千邦
2015年に新卒入社。『レストラン ルーク ウィズ スカイラウンジ』を経て、2016年にスケープス ザ スィートへ配属。ウェディングプランナーとして活躍している。
理想の結婚式場と出会うために

スケープス ザ スィートへ来館いただく前に、ホテルやゲストハウス、軽井沢の会場など合わせて10件以上の見学をしたというおふたり。ゆったり過ごせる貸切りのゲストハウスを希望されていましたが、海外からもゲストを招待するため、ある程度のしっかり感はほしいとのこと。さらに「自然を感じる雰囲気」も条件にあり、自分たちの理想に出会えるまで大変だったと語ってくれました。
後のインタビューで「スケープス ザ スィートを造ってくださってありがとうございます」とありがたいお言葉をいただいた通り、おふたりの理想にぴったりはまったのが当館でした。美しい葉山の海を望み、日本らしさを感じる富士山も見渡せる。プライベート感、上質な雰囲気、非日常感も揃い、完璧な場所だったそう。
ご両親への深い想いを紐解いていく
事前にお渡ししたヒアリングシートを確認すると、ご両親との思い出が驚くほどたくさん書かれていました。新婦様のお父様は、新婦様の睡眠時間を少しでも長く確保するため、毎晩歯磨き粉の準備までしてくれたそう。お母様は忙しいにも関わらず、毎日一番可愛い髪型にセットしてくれ、辛いときは電話で慰めてくれた。
愛情いっぱいのお弁当で食べ盛りの楽しみを満たしてくれた、新郎様のお母様。何を質問してもその仕組みや背景を含めて教えてくれた、亡きお父様。通常なら一言で終わる思い出話を詳細に書いてくださったことに着目し、「なぜこんなにも書いてくれたのか?」とおふたりの記憶を深掘りしていきました。
日々是好日~日常を想い新しきを生きる~
「スケープスには非日常を求めて来た」と語るおふたりですが、ヒアリングを進めると、注目すべきは“おふたりの昔の日常”であることに気がつきます。そして導き出した結婚式のテーマが『日々是好日(にちにちこれこうじつ)~日常を想い新しきを生きる~』。非日常の空間で、日常の大切なことを思い返す。そして自分たちを支えてくれた人々へ感謝をし、未来へ繋がる一日にする。そんな想いを込めました。
新郎様コメント:「非日常の中で日常を想う、このテーマがすごく良くて驚きました。非日常感あふれる中で結婚式をやりたいという自分たちに対して、日常のありがたみを感じさせるという視点がくるとは思っていなかった。素敵なテーマを提案してくれて嬉しかったし、自分たちらしいねという納得感もありました」。
「これからもよろしく」の想いを込めて
設定したテーマをもとに、一日を過去~現在~未来のストーリーに仕立てた結婚式を創り上げていきます。結婚式の型にはまらず自分たちらしい結婚式をご希望だったため、演出はストーリーの軸に沿ってより効果的なタイミングで行うよう配慮しました。
過去
「これまでの新郎新婦について教えてください」とゲストへインタビューし、他己紹介を実施。新郎側のゲストは新婦を知り、新婦側のゲストは新郎を知る。そして親御様はどんな仲間に支えられてきたのかを知ることができる、大切な時間です。

過去~現在
未来へ進むための手がかりとして、新郎新婦がゲストへ書いた手紙を一斉に読む「オープンレター」の演出を取り入れました。司会者からは「今日来てくださった皆さまがいたからこそ、今のおふたりがいます。その気持ちを込めて書きました」とアナウンス。テーマを意識し、手紙には過去の日常の話題も取り入れていただくよう助言しました。
そして新郎新婦による、ご両親への手紙の朗読が始まります。“当たり前の毎日が幸せなことだと気づかせてくれた”という、結婚式のテーマにも繋がる思いを語っていただきました。記念品贈呈を経て、感傷の場面を一気に創り出します。

現在~未来
新婦様の「中国を知ってほしい」という想いを実現するべく、ケーキカットではなく月餅カットを採用。月餅とは中国の食べ物で、縁や絆、家庭円満を象徴する伝統菓子です。「これからもよろしくお願いします」という気持ちをこめ、ゲスト一人ひとりと乾杯しながら、カットされた月餅を配り歩きます。BGMには、新郎様の趣味である二胡の演奏を合わせて。

結びでは、新郎新婦をよく知る恩師の方々より、これからのおふたりにどうあってほしいか、未来へ繋がるメッセージを贈っていただきました。そうして過去~現在~未来のストーリーが出来上がり、日本と中国の文化が、人々が交じり合う特別な一日となりました。

おふたりからのメッセージ
10件以上見学に行き、自分たちの大事にしたいものが見えてきてはいたけれど、それが叶う式場は無いんじゃないか…と諦めかけていた時に出合ったのがスケープスでした。伊藤さんのコミュニケーション能力が抜群で、どんな質問にも理由や根拠を説明してくださり感謝しています。式後、友人たちが海辺で「おめでとう!」とはしゃいでいる動画が送られてきて、大人が無邪気に楽しんでくれたことが分かり、スケープスを選んでよかったと心から思いました。
プランナー・伊藤の想い
新郎新婦が本当に求めているものは何かということを、一度立ち止まって考える大切さを実感しました。結婚式の型にとらわれず、おふたりにとって意味のある演出を、意味のあるタイミングで行えるよう徹底したことで、「最高のプロの腕をみせていただきました」とありがたいお言葉をいただきました。おふたりの人生に向き合いながら提案をすることで、“意味のある一日を創り上げよう”という意識が高まった結婚式でした。
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