【世界で一番富士山が綺麗に見える場所 葉山】のインスタグラムで行われたフォトコンテストでグランプリを受賞し、「スケープス ザ スィート」へ招待いただいたときの話です。

ミシュランで４つ星に輝くホテルです。
フォトコンテストに優勝したときは、奥さんと抱き合って喜んだことを思い出します。

チェックインは夕方、部屋に入ってまもなく最初の感動が訪れます。
自覚することなく思わず「うわぁ」と声が漏れた視線の先には、夕日に照らされた金色に輝く海が広がります。
スタッフの方に、「反応しないお客様いないですよね？」と聞くと、
「はい、皆様のご反応が私たちの密かな楽しみです」と。

この後さまざまに思い知らされましたが、ここのスタッフたちは全力で私たちを喜ばせてきます。感動される部活か何かなのか、と思うほどに。

レストランでディナーをいただいた後、部屋に戻るとテーブルの上にはシャンパンと軽食が置かれていました。
サプライズでみたことがあるなと、なんとも粋だなと思い眺めていると、あることに気づき鳥肌とともに思わず叫び声を上げました。
驚いた奥さんもすぐにその驚きの理由に気づきました。

その軽食の乗ったお皿の模様、かと思っていたものはチョコレートによるアート。
とても特別なものでした。そこにはグランプリを受賞したときの１枚が丁寧に再現されていました。

実はここまでの滞在時間でたった一つだけ不思議に思っていたことがありました。
それは初めて部屋に入ったときに置かれていたカードに添えられていた写真でした。

フォトコンテストの景品としての滞在であるにも関わらず、置いてあった写真は、
僕が受賞した写真ではなくまったく別のダイアモンド富士の写真でした。

実はこの時少しだけ違和感を覚えたのです。
ホテルに入って様々な感動をいいただいたなかで、たったひとつの違和感、、、

まさか伏線を張っていたということにこの時気づきました。
この感動は伝わらないかもしれませんが、僕たち夫婦にとってはとんでもない感動のサプライズになりました。

このような気持ちにさせていただいたのは初めてです。