Q.お二人は当初はどんな結婚式をイメージしていましたか?
詩織さん「チャペルは透明感のある開放的な感じがいいなー、っていうのは私が思っていて、ザ マーカススクエア神戸のチャペルが気に入ってここにしました。他のことは、なんやろな…王道の感じでしか思ってなかったです。式に呼ぶ範囲なんかも友達から聞いて。特にこだわりもなかったんです」
孝也さん「僕は結婚式ってすごい硬いイメージを持っていたのもあって、自分も熱量はそんな大きくなくて、『別にどっちでも、、、なんならせんでもいいよ』みたいな感じでした」
Q.コロナ禍になり、どれくらいの時期にどんなことを悩まれたのでしょうか?
詩織さん「2020年の11月に式を挙げた友人がいて、その頃はいけるかなって感じやったんですけど、毎日ニュースを観ながらだんだんちょっとこれどうなん、、、みたいな話をしていました。本格的に延期を決めたのは1ヶ月前ですね。
延期を決めた前日と、それをプランナーの高橋さんに伝えに言った日はめっちゃ泣きました。泣いて、『もうええわ!やらんほうがえんちゃう?』みたいな感じでした。
でもその時に孝也さんが、『キャンセルって選択肢はやめよう』って言ってくれて、キャンセルではなく延期することに決めました」
孝也さん「やっぱり結婚式の準備を進めて行く中で、どっちかっていうと僕よりも嫁のほうがようやってくれていて、色々真剣に考えて率先してやってくれていたのは知っているんで、その苦労をコロナのせいでやめたらすごい可哀想というのがありました」
詩織さん「親に伝えたときは、親はどっちかというとやっていいと思うで、って推してくれたんですけど、式に来る人が嫌って思っているなら挙げたらアカンなって思って。最終的に二人で5月に延期にすると決めて親に報告しました」
2021年5月に「ザ マーカススクエア 神戸」で結婚式を挙げられた石原様藤本様ご両家。コロナ禍で、当初2021年1月に式を予定していましたが5月に延期をされました。悩みながらもご自身の気持ちに正直にご検討され、大きく披露宴の形式を変えて当日を迎えられたお二人。新郎 孝也(こうや)さんと新婦 詩織(しおり)さんに渦中の心境と今感じていることを伺いました。
▲友人が全員参加でき、且つ非接触の演出アイディアも沢山
思い切って友人と両親だけの式に決めて、やりたいことが見えてきた
Q.延期に決めてからも列席者の選択に悩まれたと伺いました。
詩織さん「正直、コロナの中で結婚式をするのは良くないって思っている親族もいて悩みました。
そこで、改めて考えて、結婚式には友人がいてなんぼ、親と友人がいてくれたらそれでいいと思えたんです。友人はなんぼ延期しようが迷っとんねんって話しようが、絶対楽しみにしてるって言ってくれたし、親も私たちが心配しているより前向きだったので、そこの後押しは強かったです」
孝也さん「友人と親だけの式って今までにない形式かもしれないけど、これが自分らのベストだと切り替えてからは心が晴れた気がしました」
詩織さん「リスクや気遣いの必要が減ったっていうことで、これもできるやん、あれもできるやん(笑)って、準備がまた楽しめるようになりました」
Q.友人中心のパーティで心がけたことはどんなことですか?
孝也さん「せっかく来てくれるのだから、余興などで緊張して負担にならないようにしたいというのはあって、自分たちが主導して皆が楽しめるゲームをやったら本当に楽しんでもらえるんじゃないかと思って入れました。その中でも、ゲームのやり方もコロナに留意した、あまり接触をしないような方法を取ったりすることは考えました」
詩織さん「あと全員参加。誰の負担もなく参加できるよう、私がアイディアを出しながらプランナーの高橋さんにも相談にのってもらって。式中も高砂に集まってもらうのではなくて、私たちからテーブルをまわったりしたいとプランナーさんにも伝えていました。もう披露宴ではなかったです(笑)何かもう内輪パーティみたいな」
Q.ご披露宴後のご友人の反応や、お二人が感じられたことを教えてください
詩織「友人からは、今まで行ったどの式よりも感慨深かった、今までにない感じやったって言ってくれたのは嬉しかったです。受付をしてくれた友人もほぼ非接触の流れの説明をもらって安心した、といってくれました。友人の反応に、私は、うわ~、愛されてる~っていうのを改めて感じました」
孝也さん「きっと嫁より僕のほうがめっちゃギャップが大きかったと思います。僕が緊張しぃっていうのもあって、そもそも人前で話すのがあんまり好きじゃないんですよ。で、結婚式って新郎がほぼしゃべる印象があったので嫌やな~っていうのが一つあって。
でも工夫したことで、ラフな感じで笑いもあってあまり緊張もしなかったです。当初思っていた形式をはずしたというのもあったかもしれないけど、皆に祝ってもらうっていう一生に一度の経験を味わえて、やっぱり挙げて良かったなっていうのはホンマに心から思いました。実は結婚式後もひたりすぎて数日ひきずりましたね(笑)」
無理なく、自分たちの気持ちに正直に
Q.コロナ禍での式について改めて今思っていることは何ですか??
詩織さん「私はずっとどっちつかずな感じやったから。やろうと思った次の日にはやっぱりやめたほうがええかもしれへんみたいな、、、私はどちらかというと周りからの強い後押しがないと踏ん切りつかへんかった人だから、、、決断するのは本当に難しいですよね。
でも思っている気持ちに無理矢理に“こうだ”と理由をつけて我慢するよりは、自分の気持ちに素直になってやったほうがいいような気がします」
孝也さん「変に、昔からの流れもあって結婚式はこういうもんやって勝手に作られるイメージがあるけど、それに囚われずに自分らが一番楽しめる自分らに合った結婚式スタイルを取ったらいいかなと思います。妥協して止めたり延期したりしたことが、もし周りの目を気にしての発言だったら、後々後悔することになる。
何より、自分らの気持ちに正直になって、全面に出して!っていうのが一番大事だったな、って今は思っています」
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