Q.当初は結婚式に対してはどのような思いでいらっしゃいましたか?
薫さん「結婚式自体は、自分たちのため、という以上に両親とか周りの人たちのために挙げたいなという思いが強くって。親にも「まさか結婚式をするとは思わなかった」と言われるくらいでした。感謝の気持ちを伝える場を作りたい、という感じで結婚式をしようという思いが大きかったかもしれないです」
祐輔さん「僕も同じで、自分自身はどちらでもいいかなと思ったんですけど、親が挙げてほしいという思いがあったので、やろうと思っていました」
薫さん「そう思いながらも「ホテルモントレ ラ・スール大阪」の会場の見学に行った時にチャペルに感動してしまって。。。あのチャペルの雰囲気が心に響いてここに決めました」
Q.当初の結婚式の予定は2021年5月でしたが、その頃のコロナの状況を考えどのようなご心境でしたか?
薫さん「また緊急事態宣言が出されるかもというニュースが出て、どうするか迷い始めました」
祐輔さん「式の1カ月前くらいの頃です」
薫さん「いっそのこともうキャンセルしてしまうか、もしくは友人も呼ぼうとしていたけど親族だけの式にするか、など色んなパターンを考えました。
どうしても自分の結婚式には絶対呼びたい友人ばかりだったのと、やはり自分たちのためではなくゲストのためにやりたいというのが趣旨だったので、式の開催はしたいなという思いがありました。
ただ、緊急事態宣言下で親族や友人が万が一にも感染してしまうのは避けたかったので、延期を決めました」
2021年9月に「ホテルモントレ ラ・スール大阪」で結婚式を挙げられた祐輔さん、薫さん。親族とご友人の参加を叶えるため、同年5月から一度延期を決断。当日は沢山の演出の工夫をして列席者それぞれに感謝を伝える場をつくりました。
これまでのお気持ちや、今感じていらっしゃることを伺いました。
こだわって創り上げた「フラワーライブパフォーマンス」の演出
Q.延期後の結婚式を4か月後に設定された理由は何でしたか?
薫さん「コロナを見越して、当初の式の時期自体を成約時の1年後に設定していたので、さらに1年というのは正直考え辛かったというのはあります。あと、親もワクチンを打つ目途がついていたので、9月だったらせめて親族だけでも集まることはできると思い、設定しました」
Q.結婚式でこだわって取り入れた演出「フラワーライブパフォーマンス」について教えてください
薫さん「サンジョルディコレクション(※)を見に行った時にフラワーライブパフォーマンスという演出を知って、でもその時点では「こんなんあるんや、いいな、でも正直結構お値段するな」みたいなくらいで考えていました。実際に式の流れを考えていく中で、友人からの演出とかはコロナの関係もあって控たほうが良いかなと思ったときに、メインイベントとして皆が楽しめるものとして最適だと思って選びました。私がライブ行くのが好きということもあって、ライブ感を出せばゲストが充分楽しめるかなとも思って。
席を立たずに全員から見えるよう、会場中央に約2mのオブジェを作ってもらいました。その後、私たちも各卓のテーブルに花を入れてテーブルラウンドをしました。ゲストにはサイリウムを持ってもらって、正にライブみたいでした」
(※)サンジョルディコレクション・・・ポジティブドリームパーソンズでご結婚式を予定されている方が参加できる、結婚式に必要なアイテムや演出を見られる年3回のウェディングフェスタ
Q:事前にリハーサルも入念にしたそうですね
薫さん「やはり音楽のタイミングとかで雰囲気ガラッと変わってしまうと思っていたので、リハーサルして下さって式当日は不安なく楽しむことができました。
後から、映像見せてもらったら、フラワーライブパフォーマンスをしてくれた方が、しっかり再入場の前で、ドアの前で下向いていてはったんで『もうEXILEみたいやん!』って(笑)当日見えなかった部分もあとから映像で見られてすごく良かったです。こだわったからこそ、会場スタッフさんと一緒に本当にワンチームで実現できた演出でした」
身近な人の支えがあって前向きに準備を進められた
Q:もう一つの演出「クレールストーリア」はどうして取り入れたのですか?
祐輔さん「これもサンジョルディコレクションで見に行った時にいいなって入れたんかな」
薫さん「友人にいくつかのサプライズを組み込みたいなっていう気持ちがありました。親族に対する感謝を伝える場面は、最後に映像とか用意していたので、友人向けを考えた時に、すごく効果的だな、必要だなと思って取り入れました。その中で当たりの色を決めてエンターテイメント性をあげたりして工夫しました。」
Q:結婚式の準備していく中で支えになったことは何ですか?
薫さん「今回、全ての映像を、私の妹と妹の彼氏に手伝って作ってもらっていました。二人には、結婚式ほぼ全てのことを相談していて、何ならあの二人が創ったんと違うかってくらい(笑)
ですので、式中にはファーストバイトのシーンに一緒に参加してもらったり、デザートのタイミングでスタッフの方から手紙をこっそりと渡していただき、式の進行を全部知り尽くしていた二人に対してサプライズで御礼を伝えました。ただただ、『この結婚式が挙げられたのはあなたたちのお蔭です』って。
結婚式が終わった夜も4人で食事に行って、結婚式の感想を語り合っていました。こんな中で、家族や近しい人の支えがあったのが本当にありがたかったです」
Q:お二人にとって結婚式の最中で特に印象深いシーンはどこですか?
薫さん「やはり、親への手紙のシーンでしょうか。手紙は当初の予定日だった5月に向けて、3月か4月くらいから手紙を書いてありました。事前に何回も練習しているから泣かへんわって思っていたんですよ。でも、当日まだ手紙が始まっていない前からなんか泣いてしまって。
私はこれまで母親と揉めることや喧嘩してしまうことが多かったので、本当に迷惑かけてきたな、と思っていたからこそ、本当にいてくれてよかった、今も見守ってくれて嬉しいという気持ちで胸がいっぱいになりました。
普段、ありがとうは言ったとしても、意味深さが違いました。私のお母さん、お父さんでいてくれてありがとうみたいなのは、やっぱりなかなか伝える機会がなかったので。
結婚式しようと決めたのもそういうことを伝えたかったからだったので、最終的にきちっと伝えられて良かったです」
祐輔さん「僕も、親と喋る機会が少ない方だったので、感謝の気持ちを伝えられたのはすごくよかったなって思いますね。悩んで結婚式を挙げてよかったなっていう気持ちはとてもありますね」
結婚式を諦めない
Q:結婚式当日は、祐輔さんから薫さんにサプライズの演出があったそうですね。
薫さん「家族やゲストの皆に対する感謝を伝えるということが式を挙げることの一番の目的ではあったんですけど、最後の最後に彼が私にサプライズをしてくれて、その感謝で締めくくれたっていうのは、すごい良かったです。
全部やりきったと思った所でサプライズで彼が私に感謝の気持ちを伝えてくれて。演出の流れの中で印象に残りました」
祐輔さん「決めることとか全部任せていたんで、その場を借りてごめんねということで、謝りの気持ちも込めて、、、。これでチャラになるかなって(笑)」
薫さん「はい、チャラになりました(笑)」
Q:結婚式を挙げて、改めて今感じられていることを教えてください。
薫さん「一つは相手(祐輔さん)のことを良く知る機会になったこと。付き合っている頃から、普段全然喧嘩してこなかったんですけど、結婚式の準備期間中だけすごい喧嘩したんですよ。こういうことが嫌なんやとか、こういう風に考えているんだなとか、っていうのを理解することができました。
あとは、コロナで中々楽しめることもないので、何か楽しみを持ってもらえるイベントに最終的に仕上げられたっていうのが、すごいよかったなって。結婚式を諦めず、延期してでも開催して良かったなって、思っています」
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