「自分たちも、いつか。」ふたりの憧れだった結婚式を実現!新時代のウェディングで最上の一日を叶えた

2022.03.21

2021年7月に「ホテルモントレ京都」で結婚式を挙げられた淳平さん・未来さん。二人はそれぞれご家族の結婚式に触れて、ご自身の結婚式にも期待と憧れを以前から持ち続けていらっしゃいました。コロナ禍での日程変更や結婚式のスタイル変更は二人の意見の衝突を招く時も・・・。結婚式準備の時に感じていたこと、今思うことを伺いました。

Q:おふたりが結婚式をしたいと思われた経緯をおしえてください
淳平さん「3つ上の姉がいまして、自分が大学生の頃に姉の結婚式に参列しました。すごく感動してしまって、プランナーさんが『なんで弟さんが一番泣いているんですかね』って言われるくらい会場の誰よりも泣いてしまったんですよ。幸せそうな姉夫婦の姿を見て本当に感動したんです。それ以来、結婚式はめちゃめちゃいいもんや、自分もいつかやるんだと思っていました。姉の結婚式がなかったら、こんな気持ちにはならなかったと思います」
未来さん「以前、親の結婚式のビデオを見つけて観ていました。そうしたら、とても幸せそうな両親がビデオの中にいて…、私もこんな風に結婚式を挙げたいなという憧れがありました」

Q:おふたりとも結婚式は当然挙げるものというお気持ちだったのですね。ご自身の結婚式を考えた時に、どんな結婚式がしたいと思っていらっしゃいましたか?
淳平さん「私は仕事上日本中の酒類に触れることが多いので、お世話になった人に、自分のオススメのお酒を出したり、お酌をしたりしてもてなしをするイメージを持っていました。私を知っている人が『アイツらしいな』と思ってくれると想像していたので、それは絶対にやりたいことでした」
未来さん「結婚式は、知り合った時代を問わずひとつの場面でみんなに会える機会だと思います。それは、結婚式じゃないとできないことだと思うので、そこで皆が笑顔でいられるような時間にしたいなと思っていました」

▲ふたりの希望通りゲストの笑顔であふれた結婚式に

▲ゲスト着席のままのケーキカット。離れた席からもよく見えるビッグスプーンでのファーストバイト ▲式後のサプライズは思い出深い、感動的なシーンに

緊急事態宣言…理想としていた結婚式のカタチが変わっていくことへの焦りと新たな理想にむけての再出発

Q:当初2021年5月に開催予定の結婚式を7月に変更されています。その時のお気持ちをお聞かせいただけますか?
淳平さん「5月の結婚式の時、緊急事態宣言が発令されることとなり、プランナーさんから『お酒が出せません』と連絡が入りました。僕がお酒でもてなしをしたいと願っていたので、それが一切できなくなってしまったのはショックでした。
私たちの話し合いでは『お酒いらんやん』『いるやん』みたいな押し問答になってしまって…。この時は一番喧嘩をしていました。
参加者もそれぞれの会社から県を超えた移動が禁じられてしまい、結果として予定していた参加人数を大きく下回ってしまったのが延期を考えるきっかけとなりました。その頃は夏だったらちょっと落ち着いているか、お酒の提供もできるか?と、ある種賭けでしたが2か月延期することにしました」

Q:中止という選択肢はなかったのですね?
淳平さん「一回僕がいじけて『もうやめるか?』みたいな話はしました。いじけて口走っただけなんですけど…」
未来さん「その時は、なんでそんな事言うんやろ…と思っていました(笑)。本来中止の選択肢はなかったので」

Q:7月の結婚式でもお酒の提供は残念ながら叶いませんでした。ノンアルコールの制約の中でも結婚式開催を決定した心境の変化をお聞かせください
未来さん「5月は緊急事態宣言中で、会社から言われてとか、夫が石川県出身なので遠方で来られないっていう人が多かったのですが、7月は蔓延防止期間になっていて、それやったら行けるということで参加者が多くなりました。
一番は“ゲストに集まってもらえること”に重きを置いて、お酒の代わりに引き出物を工夫しようとか、そんな感じで7月にしました」
淳平さん「お酒の提供ができないことは、もうしゃあないかなと割り切りました。僕にとっては苦渋の決断でしたが、お酒は出せなくても人が集まれば結婚式はできるしと切り替えました」

Q:お気持ちを切り替えてリスタートされた結婚式のご準備。新たな日程の結婚式でどんなことに工夫をされましたか?
未来さん「ゲストに集まってもらう時にしっかりコロナ対策をして安心感を持っていただくために、ソーシャルディスタンスに気を付けていました。ケーキ入刀の際もゲストには席で見てもらうスタイルにしました」
淳平さん「ゲストがメインテーブルに来るのも、ゲスト卓毎に順番にきてもらうようにしました。自由に会場内を行き来できない状況だったので、皆と平等に話したり、写真を撮ったりするチャンスを進行に組み込んでもらいました。ゲストとの時間を確保できたので非常によかったですね。その辺のコロナ対策は会場に全部やっていただいてお任せしていました」

結婚式をしたからこそ得られた感情、大切な思い出になるシーンが生まれた

Q:結婚式当日、印象的だったシーンはどんなことがありましたか?
淳平さん「サプライズをしました…。僕はあまりサプライズとかする柄じゃないんですよ。人生で一度もやったことがないのですが、プランナーさんから提案をもらって。俺じゃ絶対に思いつかないし、やろうと思っても一歩踏み出せないようなことで…。結婚式だからできたことだと思います」
未来さん「サプライズが苦手な人なので、びっくりしました。プランナーさんが協力してくれたんかなってすぐに分かりましたね(笑)。
披露宴がおひらきになって、最後にふたりで写真を撮ったあと、チャペルで手紙を読んでくれました。とても嬉しかったですし、今後一緒に夫婦になる実感が湧いて、一緒に頑張っていきたいって思いました」

Q:結婚式に参列してくださったゲストの反応はいかがでしたか?
淳平さん「全員よかった、楽しかったと言ってくれました。すごくお酒が好きな友達もいて、僕が結婚する前から『お前の結婚式ではベロベロになるまで酔う!』という話をしていたんですけど、『全然お酒なくてもよかったやん』と言ってくれました。ノンアルのビールガブ飲みしていましたけどね。「酔いがなくても楽しかった」と言ってくれたのは一番よかったです」

憧れていた結婚式と形は違っていたかもしれない。だけど自分たちらしい今の時代に合った最高の一日だった

Q:実際に結婚式を挙げて、今どんな感想をお持ちですか?
淳平さん「もちろんやってよかったです。やらんかったら…やるとやらないで、気持ちはだいぶ違うと感じています。結婚式という儀式を通過して、ここから正式に夫婦になるという、責任のようなものを感じています。
姉が結婚した時とは情勢も全く違っているので、すこし心配はしていたんですよね。『姉の時みたいに上手くいくんか?』みたいな話を家族でしていましたが、全く気になりませんでした。これがコロナ渦の、新時代の結婚式なのだと思います。時代に沿った結婚式、時代に一番マッチしたやり方だなと」
未来さん「私は人生で一番幸せだと感じられる瞬間でした。来てくれた友達が『きれいだったよ』とか『よかったよ』と言ってくれてすごく嬉しかったですし、幸せでした。当日は忙しくて時間があっという間に過ぎていきましたが、来てくれた人たちのことはすべて覚えていますし、こんな素晴らしい経験は生涯二度とないと思うので、やってよかったと本当に思いました」

Q:これから結婚式を挙げる皆さんへメッセージをお願いします
淳平さん「このご時世に大人数集めることに後ろめたい気持ちがある人もいるかもしれません。これは痛いほど理解できます。コロナの状況も常に変化しているので参考になるかは分からないんですけど、自分たちが望む結婚式の内容とコロナの状況で出来ることを天秤にかけて、その中で後悔のない選択をしてもらえればなと思います」
未来さん「自分たちのやりたかった式を諦めて妥協した結婚式にするよりかは、旦那さんとか親とかと相談して、自分たちのやりたいような式にできるかを考えて、どこまで出来るかしっかり考えて、素敵な結婚式にできるようになったらいいなと思います」

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