1人でも多くの人に感謝を伝えたい。リアル&オンラインウエディングは嬉しいメリットが満載だった

2022.04.04

コロナによる日程変更、本来招待したかったゲスト人数を絞っての式場検討などを経て、2021年12月に「スケープス ザ スィート」で結婚式を挙げられた勇介さんと千紘さん。招待できなかったゲストをオンラインウェディングスタイルでお招きすることに。リアルゲストもオンラインゲストも双方ご満足いただくには?成功の秘訣も伺いました。

Q:おふたりが当初ご検討されていたご結婚式のスタイルはどんなものだったのでしょうか。

千紘さん「2021年の2月に式場見学に行き、当初は自分の誕生日月の9月で予約をしていました。9月にはコロナが収まってきていたらいいな、いや、無理かな…と期待半分で予約をしました。
 人数は50名のプランで、最初に検討していた人数よりも抑えた人数での予約でした。こんな時期だし、会社の人は呼ばないで、気軽に仲がいい友達だけでアットホームというか、肩肘張らないようなナチュラルな式ができたらいいなという気持ちでした。
 ゲストを大勢招待するのであれば都内とか、交通の便がいい会場でと考えていたのですが、親しい人だけを招いて少人数で挙げようと決めたので、都心から離れてリゾート感があるところもいいかなと考えました」

勇介さん「私は100人くらいの規模でやりたかったというのが正直な感想でした。でもコロナ禍だったので、会社の人たちも友人もたくさん招いての開催は難しいだろうということで、自分の気心知れた友人と家族を呼んで小さい感じの式もいいと思い予約をしたんですが、よくよく考えていくと、どんどん呼びたい人数が増えて…(笑)。やはり友人の、招待する、しないの線引きは難しいなと感じながら検討していきました」

Q:9月の結婚式を12月に変更されました。日程変更に至った経緯を教えていただけますか?

勇介さん「6月に日程変更を決定しました。コロナの感染者数がすごく増えてきていた時期で…。ちょうどオリンピックも控えている頃でした。オリンピックを機に感染が爆発するのではないかと懸念されていたこともあり、結婚式を開催したい気持ちもあったんですけど、来てくれる人たちに不安な気持ちを抱えさせながら集まってもらうのもどうなのかな…と、やはりバランスを考えて延期を検討しました」

千紘さん「親族から感染状況に関して心配の声があがり、親からもどうするのか、聞かれました。結婚式の準備が始まる頃でしたので、準備を始める前にこの先を考えて延期しようということになりました」

勇介さん「その延期も年内には開催したいという気持ちで、12月を検討しました。コロナの感染も落ち着いてきているかなという、希望的観測の中での予約変更ではありました。この時期は頻繁に家族会議を行っていましたね」

▲ドレス色あてクイズはオンラインゲストも共に楽しめるイベントに

▲オンラインのゲストと会話を楽しむ時間を設けて距離を感じさせない一体感を

たくさんの人たちと共に過ごせる「オンラインウエディング」との出会い

Q:おふたりは「オンラインウエディング」で30名程ご招待されました。オンラインウエディング開催に至った経緯を教えてください。

千紘さん「サンジョルディコレクション(※)に参加した時にスケープスでもオンラインウエディングができるということがわかりました。CMなどでも目にしてはいましたが、周りでやっている人は一人もいなくて、自分も参加したことがなかったのでその時は決定に至りませんでした。ただ、頭の片隅にはちらっと置いていました。
 オンラインウエディングをやってみようと決断したのは義理の姉の出産でした。12月が予定日でしたので、ちょうど延期した日程と重なってしまい、来られないかもしれないという可能性が出てきました。やはり親族の中で来られない人がいるのはちょっと寂しくて、オンラインに踏み切りました」

勇介さん「その流れの中でオンラインだったら呼べる人で、『まだ結婚式に招待できていない人は、どのくらいいるんだろうね』っていうので二人でリストアップをしてみたら意外といることがわかりました。
 せっかくオンラインであれば日本だけじゃなく世界各国の友達も呼べる!ということで、私のハンガリーの友達にも参加してもらいました。その他にも場所を選ばずに色んな所から参加してもらえるというのが良さだなと思いました」

(※)サンジョルディコレクション・・・ポジティブドリームパーソンズでご結婚式を予定されている方が参加できる、結婚式に必要なアイテムや演出を見られる年3回のウェディングフェスタ

オンラインだからこそのメリットもあり、大いに盛り上がった結婚式

Q:オンラインウエディングを取り入れる上で、気を付けたことや工夫したことがあれば教えてください

千紘さん「オンラインをやると決めたのが結婚式まで2カ月を切った頃でした。色々な進行組みとか準備は既に進めていたので、その時点からオンラインのゲストを巻き込んだ企画やゲームを組み込んだり準備したりする時間はほとんどなかったのですが、どうしてもオンラインで参加してれる皆さんに少しでも楽しんでほしくて、進行についてはプランナーさんにお願いして中座後とか再入場前とかにオンラインのゲストに話しかける時間を組み込んでもらいました。そんな感じで、1日の中で何回かあえてオンラインのゲストに話しかけるタイミングを作りました。
 準備については、事前に直筆でメッセージを入れたプロフィールブックを引き出物やお祝い膳と共にゲストのご自宅へ発送しました。披露宴の中で、新婦のお色直しドレスの色当てクイズを色付きのマスクで行うイベントを行ったのですが、そのマスクもオンライン参加のゲストには一緒に送ってご自宅からであってもイベントを楽しめるようにできました。
 荷物は前日までに到着するように送ったのですが、受け取れなかったとか届かなかったとかそういうトラブルだけが一番不安だったので、ゲストには頻繁にリマインド連絡をしましたね」

勇介さん「私も同じように連絡をしていましたけど、実際に中には当日の午前中に再配達をしてギリギリ受け取ったという人もいました(笑)」

Q:実際にオンラインウエディングを取り入れてみていかがでしたか?

勇介さん「オンライン専用のカメラマンさんと音声さんが私たちにぴったりくっついてくれていました。オンライン参加のゲストからは、『すごく臨場感があって、二人の顔もよく見えて、式場の雰囲気とかも伝わってきて楽しかったよ』と声をいただきました。
 自分たちも画面越しにオンラインゲストと話をする時間が組み込まれていたので、みんなに『ありがとう』が言えてよかったです。30人が画面にいっぱいにいるので、一人ずつに話しかけるのはなかなかできなかったですが、皆に感謝の気持ちを伝えることはできたのかなと思います」

千紘さん「出産をしたばかりの友達が何人かいて、会場に呼べなかったのですが、彼女たちも『出られてよかった』と言ってくれました。逆に子どもを連れていくことがすごく大変だからオンラインでよかったという声をいただきました。その方は高砂近くの友人席のグループの方だったのですが、参加者の会話がクリアに聞こえたみたいで、自分もそのテーブルにいるような感じだったようです。『予想以上に面白かった!』と言ってくれました」

勇介さん「会場に来てくれた友人たちは、司会者さんのものすごい情熱的な司会に感激していました。ドラマティックなフリとかもすごくて、結婚式の最初から最後までワクワクとドキドキと驚きで、退屈する時間が一瞬もなかったと言われました。司会の方が作ってくださる会場の雰囲気づくりが最高でしたね。新郎新婦がいない時間の盛り上げも素晴らしかったという意見をよく聞きました」

結婚式や、結婚式の準備を経て二人がともに成長できた

Q:結婚式を終えて、どんな感想をお持ちですか?

千紘さん「結婚した友達からは『結婚式って面白いよ』、『いいもんだよ』と聞いていたのですが、準備はすごく大変だろうから、結婚式はなくてもいいかな派だったんです、結婚する前までは。でも親のことを考えたらやりたいなという気持ちが湧いてきて、今回結婚式を行えて本当によかったです。
 一生に一度だけのことですよね。自分が注目されるのもその日だけだし、改めて友達に面と向かってありがとうと言えるのもその日だけなので、やってよかったなって思います」

勇介さん「自分の両親もそうですし、妻の両親に対しても、結婚式をやることで一つ区切りをつけることができました。結婚式前に延期が続き、すでに一緒に住んではいたのですが、ちゃんと人生の中で区切りをつけて、次のステージを二人で作っていくという未来を見据えることができたので、結婚式はやってよかったと思います。
 結婚式はよく女性のためのものといいますが、女性だけではなくて男性にとってもいいものだと思います。両親に対して、自分の成長した姿を見せることができたのは結婚式だからだと思います。私の場合は3人兄弟の末っ子なので、兄貴にも成長した姿を見せられました。今、こんないい仲間や友達がいるんだよ、心配しないでね、俺こんなに恵まれています、ということを家族や親戚へ報告できたのも結婚式だからこそでしたね」

Q:これから結婚式を挙げるカップルへエールをお願いします

千紘さん「コロナなのでできないこととか諦めなきゃいけないことが沢山出てくると思うんですけど、でも工夫次第で楽しいものにできると思っています。オンラインのような、コロナ前だったらやっていなかったことに挑戦できます。ひと手間加えてできることを考えるみたいな。本当にこれは考え方次第かなと思います」

勇介さん「結婚式の準備のことなのですが、式に向けて色々な準備をしていく中で、仕事があって帰りが遅いだとか、あると思うんです。結果色々な部分で奥様に頼ってしまうこともあると思います。例えば動画の制作だとか、アイテムとか、その他色々な細々とした準備ですね。そういった部分で奥様に頼り切った部分ができてしまうと思うんですけど、そういったことに対して、まず感謝して、一緒にやれることを自分で考えて、一緒にやり遂げるという気持ちで準備をがんばってください!」

千紘さん「結婚式に来てくれた人からは『結婚式久しぶりで楽しかった』と言っていただけました。招かれること自体はすごく嬉しいし、一方で不安はあると思うんですけど、参加することはすごく楽しいので絶対に喜んでもらえると思います。ぜひ結婚式の準備を楽しんでください!」

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