ふたりの思い出のティラミス

2019.05.17

impression story

レストランにまつわる感動エピソードをご紹介いたします。
レストランチェリー ウィズ スカイバー(東京/品川)

ここはホテルの最上階、高層階にあるレストランです。

本日ディナータイムでご予約のお客様は、お付き合いの記念日にディナーでご利用頂いてから、その後もディナー カフェ ランチと様々なお時間で毎月2回は必ずご利用くださるお客様です。窓側から見渡せる夜景を気に入って下さっており、当日のお席も窓側でご準備しました。

メインディッシュを食べ終わったころ、窓際の席の方から「あっ、ティラミスがない」と女性の声が聞こえました。確かに季節のメニューへ変更し、ティラミスはディナーではご準備していませんでした。

その後、季節デザートの盛り合わせを一つオーダー頂きましたが、
女性の一言が気になり私はレセプションへ過去利用された際のデータを確認しに行きました。
そこには、「女性のお客様が窓側をお席とデザートのティラミスを大変気に入って下さっている」と。
私は、デザートの盛り合わせにティラミスを入れご提供することをパティシエと相談しました。

「思い出のデザートと記憶しておりましたので・・・ご用意させていただきました。」

そう一言加えご提供すると、ティラミスをみた女性の表情は、
とても驚いた顔で、涙目になりながら喜んで下さいました。

実はこのティラミスは一回目のディナーで些細なことで喧嘩になり、
仲直りのきっかけをくれたデザートだったと後から伺いました。

大切なデザートだったのだと知り、お客様との思い出がまた一つ増えました。

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