歴史の共有・継承
戦後は大阪市警視庁、その後は大阪府警本部として使用され、昭和35年から平成13年までの40年間は内部を改装し、大阪市立博物館として使用されるなど、大阪城とともに多くの人々と関わり守られてきました。
平成13年に大阪歴史博物館にその用途を移して閉館した後は、その活用について検討されることはあったものの具体化することはなく、限定された利用があるのみで16年間活用がなされていない状態だったものを2017年、近代建築としての価値を保存しながら和洋折衷の現代的解釈を加え、国内外から訪れる人々に、空間・サービス・料理のトータルで歴史と現代が融合する場として生まれ変わりました。
竣工時の内装の活用
貴賓室かつて天皇を迎え入れる部屋として使用された貴賓室。天井に施された大阪欄間(らんま)をそのまま活かしています。目の前に大阪城が広がる、貴賓室から繋がるテラスの床面タイルや柵は当時のまま残されています。
ステンドグラス大阪市立博物館の時代から受け継がれてきたステンドグラス。現在も美しく光を取り入れます。
現代との融合・活用
現在の活用事例
また、貴賓室など受け継がれてきた歴史を当時の面影のある空間でお過ごしいただけるレストラン「crossfield with TERRACE LOUNGE(クロスフィールド ウィズ テラスラウンジ)」を運営しております。